2015-1-9 深い

オレゴン州ポートランド。ファーガソン黒人少年射殺事件のデモでの1枚の写真が大きな反響を呼んでいます。

それは、1人の黒人少年と白人警察官が抱き合う写真・・・

ファーガソン黒人少年射殺事件

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2014年8月。米・ミズーリ州のファーガソンで起きた、18歳の黒人少年が白人警官によって射殺された事件で、白人警官が不起訴処分とされたことをきっかけに、同地を中心にアメリカ各地で黒人の暴動が起きています。

人種差別と銃社会

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根強く残る人種差別と、銃による数多くの事件。

今回の事件をきっかけに、多くのアメリカ国民、そして世界の人々が改めてこの二つの問題について考えさせられる事になりました。

 

そんな中、人々の心に響くような出来事が…。

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母親や、友人と共にデモに参加した、ディヴォンテ・ハート君(12)は

「Free Hugs!!(フリーハグ)」という看板を抱え涙を流しながら、街頭に立っていました。

 

そんなハート君を見た白人警官は・・・

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デモ対応をしていたポートランド警察の警察官ブレット・バーナムさん。

彼は目に涙を浮かべながら立ち尽くしていたハート君に気付き、涙の理由を聞きました。

それは警官としてではなく、1人の人間として・・・

デモ参加者が敵対視している白人警官に詰め寄られたハート君は、当初は戸惑をみせたが、自分の学校の事、遊びの事などを話して打ち解けていったそうです。そして白人警官による黒人に対する対応の荒さや不安を伝えました。

涙ながらに語るハート君にバーナムさんは「ごめんよ、わかるよ」と返し、

「自分もハグしてもらえるかな」と尋ねました。

 

そして二人は力強く抱き合った

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ハート君とバーナムさんは力強く抱き合った。ハート君の瞳からは大粒の涙がこぼれた。

この様子を撮影した写真家はフェイスブックにて画像を公開。

これを見た多数の人が心を打たれ、これをシェアしたという。

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多くの反響を受けインタビューに応えたバーナムさんは

「こういう関わりが普段私たち警察官がやっていること、私達は善意を生むためにこの仕事をやっている事をわかって欲しい」と答えたそうです。

愛と優しさを広めたいという強い思い

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ハート君は、幼い頃から薬物中毒であった母親に虐待、育児放棄を受け、そのためにいくつかの障害を抱えているという。

そんな彼も今回の事件を受け、自分が黒人である事で将来を脅かされるのでは無いか?という不安を抱いたそうです。

今回のデモに参加した目的は、愛と優しさを広めたいという思いからで、単なる抗議ということではなかったそうです。その表現がフリーハグという手段になったのだそうです。

今回の事件による波紋はまだまだ広がりをみせていて、抗議のデモや暴動もまだ続いている。

暴動は破壊しか生み出さない。話し合い、愛し合う事で希望を生み出すことが大切です。

それは難しい事かもしれませんが、たった12歳の少年がそれをやってのけたという事実に多くの人々が心を打たれたのでしょう。

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