2015-1-13 感動

アメリカ・アラバマ州のとある街で、ボストンテリアの「ブッチ」は野良犬生活を送っていました。

2年半前に飼い主に見捨てられ、時にはゴミを、時には近所の人に分け与えてもらった餌を食べて、その日まで生き延びていたのです。

しかし、ある日そんなブッチに異変が訪れます。

それを敏感に察したのは、ブッチの生活圏に暮らしていたアリシアさんとカンザスさん母娘。

cached (66)彼女たちはブッチの身を案じて、獣医の元へ連れていくことに。

診断の結果は、――――彼女たちの不安を的中させるものとなってしまいました。

ブッチは、呼吸器と心臓を患っており、生かしておける術はもはやないところにまで来ていたのです。

獣医師は、二人にブッチに安楽死の選択をと勧めました。

医師いわく、室内犬であるブッチが2年半にも渡って、野良としてでも生きていられたこと自体が奇跡だそう。

そして、その話を聞いたアリシアさん母娘は悩んだ末、ブッチをこれ以上苦しませないために、安楽死を選択したのです。

cached (67)しかし、安楽死させるその日まで、母娘はどうしても、ブッチに幸せな時間をもたらしてあげたいとも考えました。

医師はその旨を聞いて、薬を使ったブッチの呼吸補助を前提に、安楽死の延期を承諾。

こうして、ブッチはアリシアさん母娘の元で、最期の時間を過ごすこととなったのです。

cached (68) cached (69) cached (70) cached (71)多くの人がブッチを歓迎し、励ましてくれました。

想像以上に、楽しい時間をブッチはアリシアさん母娘の元で知ることができたのです。

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ブッチがしっかりと地を踏み締めて歩く姿に、彼女たちは、病は快方へと向かっているのではという希望すら抱いていたのです。

しかし、別れの日は無情にもやってきます。

容態が急変し、呼吸もままならず、その苦しさにもがき、喘ぐブッチ。

母娘の希望は立たれ、そのまま、安楽死への処置が行われることとなったのでした。

 

天国へと旅立つまでのその瞬間は、さぞ辛いものだったでしょう。

しかし同時に、ブッチはアリシアさん母娘と出会えたことで最高に幸せでもあったのではないでしょうか。

誰かの気持ちに鈍い私たちに、彼らの気持ちがわかるはずもありませんが、きっともっと誰かが早く手を差し伸べていたなら…。

 

自由に暮らす幸せももちろんあっていいでしょうが、飼う責任というものを私たちは決して忘れてはいけません。

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