2015-1-9 深い

日本でもお馴染みの台湾の観光名所・・・九份(きゅうふん)。「千と千尋の神隠し」に登場する舞台となったことでも知られています。

そこからバスで10分の所にある「金瓜石」もまた、九份と同じくかつて鉱山によって栄え、今は日本統治時代の面影を今に残す場所として、台湾の人々に大切に保管されています。

金瓜石鉱山(きんかせきこうざん)は、台湾北部の新北市瑞芳区(及台北州基隆郡)にあった金鉱山。かつては、東北アジア第一の金山と呼ばれ、非常に栄えた。

 

「黄金博物館」・・・日本統治時代を今に残す貴重な博物館

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入場料無料。坑道見学のみ入場料が必要です。

金瓜石の街は、鉱山施設や黄金博物館などの施設と日本統治時代の建物からなる金瓜石黄金博物園区として整備された。採掘の様子が再現された坑道や運搬に使われた線路、日本人宿舎や鉱夫食堂などのほか、当時皇太子だった昭和天皇が訪問する際に建てられた、日本建築の「太子賓館」も残されている。

「四連棟」は当時の暮らしを垣間見れる貴重なスポット

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建物の保護のために、1回の入場者数を制限しているという徹底ぶりです。

1930年代に建築された4棟に連なる日本家屋を、守るかのようにぐるっと赤レンガ造りの塀で囲んでいます。なんとも言えないミスマッチな雰囲気の「四連棟」は、日本統治時代は日本人職員の宿舎として使われていました。

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「四連棟」の中に入ると、どことなく懐かしい佇まい。田舎のおばあちゃんお家に来たかのような雰囲気です。

ビデオガイドを観賞後、建物内部の見学をします。きちんと修復された建物内には、家具や小物が置かれ、当時の生活の様子がリアルに再現されています。床の間の掛け軸の下にある防空壕からも、当時の様子を知ることができます。

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ガス台の中華鍋が台湾らしいですね。

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懐かしき日本の食卓ですね。

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 当時の金鉱の様子を「錬金楼」で

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館内で上映されるビデオでは、台湾の人々が「日本人として」戦争に赴く様子が映し出されています。日本の国旗の鉢巻をした兵士、見送る人たちの手には日本の国旗が握られています。当時の台湾の方々の心情を思うとやりきれません。

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 坑道から続く線路

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 「本山五坑」長さ600メートルを見学

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長さが600キロメート以上にも及ぶ坑道は、地中を縦横無尽に交差しており、その中でも当時のそのままの形で残る「本山五坑」が、見学用として公開されています。

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トロッコ用のレールが残る坑道口で、ヘルメットを被り注意事項を聞いてから内部に入っていきます。坑道内は、とても暗く湿気が多いですが、気温は常に18度前後で涼しいです。

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坑道脇には、当時の坑夫の作業風景や休み時間の様子などが分かるように人形が置かれています。
220キロもある金塊に触れることもできます。詳しくは動画を見てくださいね。

「黄金神社」坑夫を見守って守っていた神社

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「本山五坑」の上には、坑夫たちの安全を願って黄金神社がたてられていました。

残念ながら現在では、その姿を見ることはできません。しかし、黄金神社からの絶景は見事で素晴らしいです。

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見逃してはいけないスポット・・・参道から望む「茶壺山」

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黄金神社へ行く途中の参道から茶壺山を望むことができます。

ここからの眺めが一番「茶壺」に見えるそうです。

「金瓜石太子賓館」・・・時の皇太子のためにつくられた建物

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「金瓜石集落」を日本統治時代の日本国皇太子(のちの昭和天皇)がご視察されることから建設された「金瓜石太子賓館」。

日本古来の伝統工法で、釘をいっさい使わず、最高級のヒノキをふんだんに用いて建てられました。

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特に注目したいのが飾り窓です。
玄関上の飾り窓には日本の象徴富士山が施されています。そのほか23の飾り窓もそれぞれ工夫を凝らした作りになっています。

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裏庭には弓道場やゴルフ練習場まで設けられていました。しかし、「金瓜石太子賓館」が実際に使用されることはなかったそうです。

おすすめ絶品デザート!「山頂豆花」

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台湾の伝統的なデザート・・・豆花(トウファ)、豆腐花(トウフファ)。豆乳で作ったプリンのような食感のデザートです。

当時の坑道内は、劣悪な環境で、過酷な肉体労働だったそうです。坑夫達は坑内での無事と安全を祈って、入坑前にこの「坑口豆花」を食べていたそうです。夏には、熱射病予防として、甘いシロップと豆花の上にかき氷を乗せた冷たい豆花を食し、冬には、体を温めるために、温かい生姜シロップを掛けていたそうです。

坑夫弁当もオススメです。

金瓜石周辺マップ

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写真中央「金瓜石車站」で下車。九份からバスで10〜15分ほどの距離です。

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