昨年12月20日より公開されているウォルト・ディズニー最新アニメ映画『ベイマックス』。

「まだ劇場で観ていない」という方のために、今回はちょっとだけ、本作の内容と魅力をご紹介したいと思います。

 

◆作品の基本概要


孤独な少年と心優しき天才ロボットがつむぐ絆や繰り広げられる冒険を描いた、54作目にあたるディズニー長編アニメーション。

原題:BIG HERO6

原作者:スティーブン・T・シーグル、ダンカン・ルーロー

監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ

脚本:ジョーダン・ロバーツ、ドン・ホール

▽あらすじ

最先端技術が集う都市・サンフランソウキョウ――そこに暮らす14歳にして天才と謳われる少年・ヒロは、自らが開発したロボットを使い、アンダーグラウンドで行われるロボット格闘技に夢中になっていた。

そんなヒロの良き理解者でもある兄・タダシは、弟の身を案じて自身の通う大学にヒロを連れていく。

そこで、タダシの研究仲間やロボット工学の第一人者であるキャラハン教授と出会い、感銘を受けたヒロは、大学で最先端技術について学ぶことを決意する。

だが、そんな矢先に悲劇は起こってしまう――不慮の事故により、タダシが帰らぬ人となってしまったのだった。

目の前で兄を失ってしまったヒロは、自分の殻に閉じこもってしまう。

しかしある日、唐突にその出会いはやってきた。

ヒロの前に姿を現したのは、タダシが生前、人々の心と体の健康を守るために開発したケアロボット・「ベイマックス」。

そのおかげで、ヒロは徐々に元気を取り戻していく。

そしてその出会いの中で、兄の死の裏側に巨悪が潜んでいることを知ってしまったヒロは、兄のために闘おうと立ち上がる……。

 

◆笑いあり涙あり、文句なしに面白い映画でした…!


前作『アナと雪の女王』が大ヒットしたことにより、その作品と本作を見る前から比較してしまったという人も多いだろう。

社会現象とも呼べる人気ぶりを顧みれば、『ベイマックス』に対する期待は薄くなってしまうのも無理はない。

東京国際映画祭のワールドプレミアにて筆者は鑑賞したが、そんな自分がなんとなく恥ずかしく、また悔やまれてしまうほどに素晴らしかった…!

深く考えさせられる、感動的な映画であるともいえますが、それよりなにより「面白かった!」と声を大にして言いたいです。

 

◆大爆笑、そして大喝采が沸いた会場


ここが面白い!というのを語りつくしたいのは山々ですが、ワールドプレミアの会場の様子をお伝えしたい。

思いもよらないぶっ飛んだ行動や言動をとったり、酔っぱらって親父化したり…そんなベイマックスの可愛らしさと可笑しさに、会場は時に爆笑に包まれていました。

ですがやはり兄・タダシによってベイマックスが作られた理由が明らかとなり、クライマックス付近に差し掛かるとすすり泣いている音が方々から聞こえてきました。

筆者もエンドロールで流れたAIの“Story”で涙腺が決壊し、大号泣。

このまましっとり感動のラストで締めくくられた……のかと思いきや、エンドロール終了後に差し込まれていたおまけ映像でまた笑いが起こります。

笑い泣きながら起こった拍手の嵐。

会場が明るくなった後も、それは止むことなく続いていました。

 

◆結論:優しさで世界は救える


私たちが今生きている現代社会において、全てを“優しさ”で解決するというのは極めて難しいことでしょう。

しかし、身近なトラブルや小さなわだかまりは、解決することができるかもしれない。

『ベイマックス』という映画は、その世界で暮らすキャラクターたちを通して、私たちにそれを教えてくれる作品です。

そんな理想はあくまで理想でしかないと、誰かは言うでしょう。

ですが、1ミリもそれを抱いたことのない人間はこの世に誰一人としておらず、またその道筋を作ろうとした(あるいは作った)人がいないはずもまたないのです。

“優しさ”を持つことで、人は誰よりも強くなれる。

とりわけ、それを失くしてしまいがちな大人は、その大切さを思い知らされる内容なのではないでしょうか。

 

たくさん笑って、たくさん泣ける映画『ベイマックス』は、年代・性別問わず誰もが様々な視点から楽しむことができ、優しさと勇気を貰える素敵な作品です。

今からでも遅くはありません。

まだ観てないという方は是非最寄りの映画館へ足を運んでみてください!

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