2015-2-17 衝撃

2億年以上も前から形を変えることなく生き続けている”化石”、カブトガニ。

このカブトガニが、いったい人類にどのような形で貢献しているというのだろう?

実は、カブトガニの青い血液は、細菌汚染試験に利用されており、医療現場で多くの命を救っているという。

特筆すべきその効果は2つ。

まず1つ目は、体内に酸素を運搬する上で、ヘモグロビン内の鉄に代わって銅が使用されているために血液が淡い青色をしている、ということ。

そして2つ目に、カブトガニの血液は細菌内毒素に反応して凝固するという性質がある。

その感度は非常に高く、ppt(1兆分の1)レベルの汚染に対しても反応するそう。

それが、医療機器やワクチンの汚染がないかを確かめる実験(LAL実験)で使用されているが、このためにカブトガニは30%程度の血液を抜かれる。

採決が済んだカブトガニは再度捕まることが無いように捕獲場所から離れた場所に放流されるそうだが、それでも採決の工程で10~30%は死んでしまうらしい。

また、生きていてもメスのカブトガニには繁殖能力に影響が出ることが、ある研究で明らかとなった。

現在、このカブトガニの血液から採取される凝固剤を人工的に合成しようという試みが進められており、“プライオジーン(PryoGene)”という製品名で販売されている。

だが、カブトガニへの影響を抑えるのは短期的なものであり、一時の気休め程度にしかならないだろう。

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