2015-2-4 深い,豆知識

イギリス・ファイナンシャルタイムズ紙における「2013年ビジネス本大賞」にて絶賛されていた「GIVE&TAKE “与える人”こそ成功する時代」という本の著者、アダム・グラント氏の記事でこんな論文が紹介されていました。

その論文のタイトルは“That’s Interesting!(そりゃおもしろい!)”、発表者は社会学者であるマーレイ・デイビス氏

この文書のポイントを一言でまとめてみると、

「マルクスやニーチェの思想が広まったのは、彼らの理論が正しかったわけではなく、単に面白かったからである!」

というもの。

お堅く見られがちな学問の世界でももちろん、面白いことが好きな人間は存在しており、ユニークな発想ができた者が勝つんだということが語られています。

その内容の中でも興味深かったのが、過去に発表された理論を分析していく中で見つかった「おもしろいと思われるアイデアに共通している12個のパターン」というもので、これがまた非常に参考になるものばかりでした。

1.でたらめに見えた現象に、実は法則性があったパターン

→ ex:「株価急落や犯罪増加の裏には、フリーメイソンの影が…!」

 

2.様々な要素でできている現象なのかと思いきや、1つの要素でのみ構成されていたパターン

→ ex:「神経症や言い間違いの根本的要因は“性欲の抑圧”にあった!」

 

3.小さな現象の裏に、大きな理由があったパターン

→ ex:「個人の自殺増加にはデフレが密接に関係している」

 

4.一部の現象にみえるけれど、実は一般的現象だったパターン

→ ex:「グルテンは、アレルギー体質じゃない人にも悪影響を及ぼす」

 

5.不変に見えていたけれど変化している現象だったパターン

→ ex:「人間の細胞は約半年間で入れ替わる」

 

6.非効率的に思われていた現象が、本当は効率的だったパターン

→ ex:「昼寝は仕事のスピードをよりより上げてくれる重要なタスクだった」

 

7.一般的に悪いことと思われていたけれど、実は良いことだったパターン

→ ex:「貧乏ゆすりは、冷え性改善やむくみ解消の効果がある」

 

8.無関係そうだけれど関係していたパターン

→ ex:「うつ病の原因には低コレステロールであることも関わっていた」

 

9.実は両立していない現象だったパターン

→ ex:「恋愛と結婚は別物」

 

10.正の相関があると考えられていたけれど、負の相関があったパターン

→ ex:「低所得であるほど肥満が増加する!」

 

11.ほぼ同じと思われていたけれど実は別物であるパターン

→ ex:「食塩」と「ナトリウム」

 

12.結果が原因であったパターン

→ ex:「悪いことをするから“不良”なのではなく、悪い行動を取るものが“不良”である」

抜粋してご紹介しましたが、これらはいずれにも“逆のバージョン”というものもあり、例えば最後の「悪いことをするから~」というものには「良いと言われてきた現象が実は悪いものだった」というものが成り立ちます。

ですから、本当は24のパターンがあるということになるのです。

この12の共通項を、過去のベストセラー書籍などと照らし合わせてみると、どのパターンもかなり当てはまっていることが多いです。

「近々企画プレゼンがあるけれど、いい案が浮かばない」「論文で詰まってる」という方は是非、応用してみてはいかがでしょうか?

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